ハワード・ジョイマン エピソード12 イタリアンでの週末修行期
実は、中小企業診断士の4年目の時に、「なぜ落ちたのか?」、そして、今後の自分の将来を考えたときに、今後の取り組みをどうしたら良いのか考えた結果、中小企業診断士の勉強は続けながらも、週末に診断士の受験機関のコースが無いときは、実際のお店で働いて、実際の現場を知らなければいけないだろうと考えました。
しかし、私は公務員ですから市役所以外で給与を得てはいけません。そこで、無給でどこかのお店で働かせてもらおうと思いました。
自分の職場の近くでは、職員の方が食べにきてばれてしまうと、いくら無給とはいえ職場の上司に迷惑を掛けてしまうので、静岡市と清水市の中間くらいの場所を探していたところ、良さそうなイタリアンの店を見つけ、実際にお店を利用すると良かったので、マネージャー(オーナー)に無給で働きたいと申し出たのです。
返ってきた答えは、「No」でした。
そりゃそうです。今のご時勢に無給で働かせて欲しいなどという人はいませんし、まして、公務員でそんなことを言うやつはいないでしょう。
後々、マネージャーに当時の事を聞いたところ、「怪しいやつ」だと思ったそうです。笑
こうして、断られては再度申し込み、断られては再度申し込んだところ、4回目で許可を頂き、毎週末の土日に無給で働かせていただけるようになりました。
初めての皿洗い、調理補助などを通じて、中小企業診断士の知識だけでは学べない実感覚を学ぶことができました。