Yショップ総領原店(広島県庄原市) 
有限会社総領スーパー 原 佳奈子さん


広島県庄原市でコンビニエンスストア「Yショップ総領原店」を経営する原 佳奈子さんに、「笑人塾」が店の繁盛にどう役立っているかうかがいました。 

もくじ 
  1. 原さんについて
  2. Yショップ総領原店について
  3. 店長になるまでのいきさつ
  4. スーパーの経営を引き継いでから
  5. 笑人塾と出会って
  6. 笑人塾に入会して
  7. お客さんに楽しんでもらう工夫で満たされた店内
  8. 片道5時間かけても通う価値がある「VIP会員限定セミナー」
  9. 笑人塾への入会を検討している人へのアドバイス
  10. 今後の抱負


原さんについて

― はじめに、原さんの自己紹介をお願いします。

  


原 佳奈子さん


Yショップ総領原店の場所
(広島県庄原市総領町)

はじめまして。原 佳奈子(はら かなこ)です。

広島県庄原市の総領町で、コンビニエンスストア「Yショップ総領原店」を経営しています。

39歳です。

― 総領町は、どのような町ですか。

総領町は、広島県の北東部にある山あいの町です。

人口1,600人、世帯数は670です。

65歳以上の方が、人口の4割を占めます。

町の面積は70km2です。東西に14km、南北に13kmあります。

町の中心から広島市内まで、車で1時間45分。山陽新幹線が停まる福山駅まで、車で1時間30分です。

― 原さんは、いつ笑人塾に入会しましたか。

笑人塾には、2010年3月に入会しました。

 

Yショップ総領原店について

― Yショップ総領原店は、どのようなコンビニエンスストアですか。

Yショップ総領原店は、総領町で唯一の信号のある交差点の近くにある、町で唯一のコンビニエンスストアです。

町内で食料品を売る店は、うちと農協の2店だけです。

お店では、弁当、おにぎり、パン、菓子、アイス、ジュース、野菜、果物、酒、たばこ、雑貨、雑誌などを売っているほか、コピーサービスや、宅配便の取り次ぎもしています。

営業時間は、朝7時から夜7時30分まで。

水曜は定休日です。

1日に140〜150人のお客様が来店されます。

お客様の7割が、町内の方です。

店舗での販売以外に、宅配サービスも行っています。

宅配サービスは、月・木曜日に回る地区と、火・金曜日に回る地区に分けて、毎週行っています。

電話で前日までにご注文いただいた商品のほかに、惣菜、パン、菓子、野菜、果物などもお持ちして、その場で購入できるようにしています。

一人暮らしのお年寄りの方などに、特に喜んでいただいています。

宅配サービスだけで、1日4〜5万円の売上があります。

スタッフは、今のところ店長の私と、ご近所に住む若いママさん2人の、計3人です。

ほかに、3人目のお子さんができて最近辞めた子が、絵が得意で、辞めた後も引き続き、チラシづくりなどを手伝ってくれています。


Yショップ総領原店


Yショップ総領原店スタッフのお二人。「あいみちゃん」こと丸山 愛美さん(左)と、「はるかっち」こと湯谷 花佳さん(右)。お二人とも、3人のお子さんのママさんです。


宅配サービスでは、この大きな発砲スチロールケース2つと買い物カゴ2ついっぱいに惣菜、菓子、野菜、果物などを詰め、事前にご注文があったお宅や、「商品を見てから買いたいので寄ってほしい」とリクエストがあったお宅を、2名のスタッフが車で巡回し販売しています。


町内に配布している、宅配サービスの利用法やスケジュールが書かれたカレンダー。店長もスタッフもうさぎになっているのは、卯年のカレンダーだから。

店長になるまでのいきさつ

― 原さんは、どのようないきさつで、このお店を経営するようになったのですか。

  


「『こんな借金、どうやって返していくの?』という状態で、店の経営を引き継ぎました」

 

このお店は、私の母が、私が生まれた頃に、地元の酒屋兼食料品・雑貨店を譲り受ける形で、小さなスーパーとして始めた店です。

母はこの店を始める前、隣町の生命保険会社に勤めていましたが、私が物心ついた頃には、この小さなスーパーの経営者でした。

コンビニに転換する前のこのスーパーでは、鮮魚・精肉・野菜・果物などを含む、食品全般を扱っていました。牛乳配達や、学校給食への食材の納入なども行っていました。

私自身は、小さい頃から学校の先生になりたかったので、高校を卒業後、盲学校教員養成課程のある大学に進学しました。大学では、小学校・盲学校・養護学校の教員免許を取得しました。

大学卒業後は、出産などで休職した先生の穴を埋める臨時採用教員として、半年から10ヶ月ぐらいずつ、5つの小学校に赴任しました。赴任した小学校では、音楽の専任教員や、ブラジルから来た子の日本語教師などを担当しました。

臨時採用とはいえ、教師の仕事は、やりがいもあり毎日楽しく仕事をしていました。

ところが、私が24歳の時、母が病気で倒れました。

その時、看病などのため、学校や受け持ちの生徒にも、少なからず迷惑をかけたと思います。

それがきっかけで、自分の時間が自由に使えて、安定した収入を得られ、やりがいのある仕事は何かなと考え、28歳の時、小中学生を対象にした学習塾を自分の家で始めました。その塾には、多い時で、7〜8人の生徒が集まってくれました。

スーパーの経営は、それまでも店を手伝っていた妹が、引き継ぎました。ずっと母を助けてきた親類の従業員の人たちもいたので、私自身はスーパーに携わらなくてもいい状況が、しばらくは続きました。

ところが景気が悪くなるにつれ、店の経営が行き詰まり、「スーパーを引き継いでほしい」と、妹から相談を受けるようになりました。赤字が積み重なって、借金も買掛金も膨れ上がり、合わせて何千万円、返済の見込みも立たなくなっていました。

どうにもならなくなったスーパーの経営を、私に立て直せる当てがあったわけではありません。でも、妹が結婚して家を出ることが決まり、ほかに代われる人もなく、スーパーの経営を引き継ぐことにしたのが、私が32歳の時でした。

家でやっていた学習塾は、スーパーを引き継いでからもしばらくは続けていたのですが、やはり両立するのは難しく、1年ほどでたたみました。

スーパーの経営を引き継いでから

― スーパーの経営を引き継いだあと、経営を立て直すために、どのようなことをしましたか。

  


「経営の状態は、少しずつよくなりました。でも、自分の人生を考えた時、『なんのためにこんなことやりよんのかな』って思うこともよくありました」

 

スーパーを引き継いでしばらくは、「こんな借金、どうやって返していくの?」と呆然とするばかりでした。

でも、いつまでも呆然としてばかりもいられません。

とにかく、赤字が積み重なっていく状態をなんとかするため、打てる手を打ち始めました。

仕入先を昔からの付き合いで決めてしまうのではなく、値段などもよく見て、きちんと利益が出るように選び始めました。

小分けで卸してもらえなくなって、廃棄損が売上より多くなっていた商品は、仕入先を変えたり、商品の取り扱い自体をやめたりしました。

お酒のディスカウント販売も始めました。

商工会議所から紹介されたコンサルタントの方にも、相談しました。「店の規模に対して、従業員数が多すぎる」と指導されました。従業員といっても、身内のようなものです。長く母を支えてくれた人たちの首を切るようなこともできず、3年ぐらいは頑張ったのですが、結局どうにも回らなくなって、何人かのベテラン従業員の方に辞めていただきました。

― Yショップには、いつ転換しましたか。

Yショップに転換したのは、店を引き継いで、4年目の時です。

卵や牛乳など、うちで売れる量だけ卸してもらうのが難しくなっていた商品も、Yショップに転換すれば、少量から仕入れられました。雑貨や菓子なども、一括で仕入れられました。毎日車で10分かけて隣町まで仕入れに行っていたパンも、Yショップに転換すれば、店まで持ってきてもらえました。

他のコンビニチェーンと違って、24時間営業する必要がなかったり、仕入先の縛りがなかったりするのも、魅力でした。

Yショップに転換する時、店の中を、少しコンパクトにしました。冷蔵庫も、それまでより小さなものに変えました。これで、電気代が月に10万ぐらい安くなくなりました。それだけでも、やった価値はありました。

以前よりも、通り客の来店者数は、多くなりました。Yショップになったことで、入りやすくなったんだと思います。その一方で、それまで扱っていた惣菜などをやめてしまったので、スーパーらしい品揃えをあてにしていたお客様は、かなり減ってしまいました。

確かに、売上的には、それほど大きく伸びたわけでは、ありません。ただ、仕入れや電気代などを含めた経費が減ったので、経営はだいぶ楽になってきました。

それでも、売上から経費を引くとマイナスという状態は、なかなか解消できませんでいた。

いろいろと手を打って、なんとか自分の給料分の利益が出せるようになったのは、店を継いで5年目のことです。

そうやって店の経営がよくなっていく一方で、自分の人生を考えた時、「なんのためにこんなことやりよんのかな」って思うことも、よくありました。

自分が借金のために働いているような感覚だったんです。

商売って、もともと自分がやりたかったことではなかったですし。

あの頃は、気持ちがずっと張りつめていて、スタッフに対しても、いつもピリピリしていました。スタッフからは陰で「鬼店長」と呼ばれてたようです。当時から働いてるスタッフに、最近言われました。「店長はほんま怖かった」って。

笑人塾と出会って

― 笑人塾のことは、どのようなきっけで知りましたか。

  


「笑人塾と出会った時、ずっと自分が悩んでいたことを解決するヒントがもらえそうな気がしました」

 

ネットを見ていて、偶然、笑人塾のホームページを見つけました。

― はじめて笑人塾のホームページを見た時、どのように思いましたか。

ずっと自分が悩んでたことの、解決のヒントがもらえそうな気がしました。

― 原さんが「ずっと悩んでいたこと」とは、どのようなことですか。

私、「人にものを買わせるテクニック」みたいなのを、どうしても自分でやる気になれなかったんです。

商工会議所から紹介されたコンサルタントの方々からも、いろいろなテクニックを教わりました。

たとえば「売れ筋ナンバーワン!」とか、そういうポップを貼ることも勧められました。

「そうすれば売上が伸びますよ」って。

言ってることは、すごくわかるんです。

でも、たとえば自分が食べたこともない商品に「お勧め!」なんて書いたら、なんかお客様をだますみたいじゃないですか。

そういうことは、やりたくなかったんです。

借金を返して、自分やスタッフの給料を出していくには、売上を伸ばさないといけない。

そのためには、何かしないといけない。

でも自分が納得できないことは、できない。

そういう葛藤が、ずっとありました。

笑人塾のホームページで、ジョイマンさんの考え方を読んだ時、それまでの自分の葛藤を、解決してくれる考え方だなって思ったんですよね。

― はじめて笑人塾のホームページを見た後、すぐに笑人塾への入会を決めましたか。

いいえ。入会しようかどうしようか、1〜2ヶ月ぐらい迷いました。

やっぱり、静岡は遠いです。

遠方にいても、メールとかスカイプでサポートを受けられるということでしたが、私、インターネットとかそんなにバリバリやるほうじゃないですし。

会費もありますしね。

それでしばらくは迷ってたんですけど、やっぱりなにもしなかったら、どうにもならないなと思って、思いきって入会を決めました。

笑人塾に入会して

― 入会してまず、笑人塾のどんなメニューを利用しましたか。

  


「笑人塾のテキストは繰り返し読みました」(原さん)

 

まず、笑人塾のテキストを読みました。かなりぶ厚いテキストでしたが、付箋を貼ったり、マーカーを引いたりしながら、繰り返し読みました。

― 笑人塾のテキストを読んで、どんなことが印象に残りましたか。

いろいろあるんですけど、たとえば、お客さんに買い物に来ていただく流れを、お客さんに楽しんでいただくための「台本」として考えるという考え方が、印象に残りました。

― 笑人塾のテキストを読んで、すぐ実践したことはありますか。

それが、しばらくは、ほとんど何にも手をつけられない状態が続きました。

お客さんに楽しんでいただくようにお店をつくるって、それまで自分がまったくしてこなかったことなので、何から始めたらいいのかも、どうしたらいいのかも、わかりませんでした。

テキストで勧められていたポップづくりにしても、私にはまだなんとなく「お客さんにとって必要ないものへの購買意欲をあおるテクニック」のように思えて、やる気になれずにいました。

笑人塾のメール相談やスカイプコンサルティングもあったのですが、そもそも何を相談したらいいのかさえ、わかりませんでした。

入会して2ヶ月ぐらい経った時、さすがにこのままじゃいけないと思って、思い切って、ジョイマンさんへのスカイプコンサルティングを申し込みました。

― 最初のスカイプコンサルティングは、どのような感じでしたか。

  


「『お客さんに喜んでもらいたい』」という原さんやスタッフのみなさんの思いが、店内に溢れてますね」(ジョイマン)

 

最初のスカイプコンサルティングは、緊張しました。

本当に何を相談すればいいのかもわからなかったので、「何を相談していいのかもわからないんですけど……」と正直に言いました。

そうするとジョイマンさんは、「じゃあ、お店の写真を撮って、メールで送ってくれますか?」と指示してくれました。

お店の外や、お店の中の棚を、全部撮って送ると、「まず、ポップづくりからやってみたらどうですか?」と、ジョイマンさんから提案がありました。

ポップに対して、私がいいイメージを持っていないことを伝えると、「『お客さんの購買意欲をあおるためにポップを書く』と考えないで、『お客さんが知ってためになることを、お客さんに教えてあげるために書く』、『お客さんがほしいと思うものを、見つけやすくしてあげたりするために書く』と考えたらいいんじゃないですか?」とアドバイスしてくれました。

そのアドバイスを聞いたら、それまでいいイメージがなかったポップづくりを、自分でもやってみたくなってきました。

ただ、どんなポップからつくればいいのかもわからなかったので、その点もジョイマンさんに聞きました。

ジョイマンさんは、私が送った店の棚の写真を見て、菓子コーナーにあった「1袋320円 3袋880円」という小さな値札を、もっと思いっきり大きく、わかりやすくすることを提案してくれました。

「1袋320円 3袋880円」と書いてあったら、3袋まとめて買えばお得なのは、お客さんにとってわかりきったことだろうと、私は思ってました。

見ればわかるでしょ、って。

ジョイマンさんから、「これじゃあお客さんは、割り引いてあるのかさえわかりませんよ。『1袋320円を3倍したらいくらか』なんていう計算は、お客さんはしたくないんです。それにこの書き方だと、『同じ商品を3袋』じゃないといけないのか、それとも、『違う商品を組み合わせて3袋』でもいいのかも、わからないじゃないですか。それをきちんと伝えてあげるのが、お客さんへの思いやりでしょう?」と指摘されるまで、私はそういうことに気づかなかったんです。

  


原さんがジョイマンのアドバイスではじめてつくったポップ

 

さっそく「1袋320円 3袋960円→880円 3袋買うと、80円もお得です」「同じものを3個でも、全部違うものでも、3個なら、組合せは自由です」と大書きしたポップをつくって出してみました(右写真)。

手書きは自信がなかったので、パソコンでつくりました。

― ジョイマンのアドバイスではじめてつくったポップの効果は、いかがでしたか。

このポップを出したとたん、3袋まとめて買う人が、急に増えました。けっこう、驚きました。

それまで3袋まとめて買って行かれるのは、私ぐらいの年代の女の人がほとんどでした。このポップを出してからは、男の人やお年寄りも、3袋まとめて買って行かれるようになりました。

「これだけのことで、こんなに変わるんだ」という驚きもありましたし、「お客さんに伝わっているとこちらが思ってることと、実際にお客さんに伝わってることって、違ってたんだ」と反省もしました。

同時に、お客さんのためになることを、お客さんに伝えていくことの大切さというか、意義みたいなものも、実感としてわかりました。

それからは、ポップづくりだとかチラシづくりのアイデアも、楽しく自然にわいてくるようになりました。

私がポップづくりやチラシづくりを楽しみ始めると、スタッフたちも、一緒にポップづくりやチラシづくりを楽しんでくれるようになりました。

立ち寄るだけで楽しんでもらえるお店づくりを、スタッフたちと一緒に、楽しめるようになりました。

お客さんに楽しんでもらう工夫で満たされた店内

― スタッフのみなさんと作ったポップやチラシなどを、見せてもらえますか。

どうぞ見てください。

こちら(上写真)は、「3倍力(トリプルパワー)ウコン」という、二日酔い対策に飲まれているサプリメントのポップです。

うちのスタッフ「はるかっち」の旦那さん「けんちゃん」が、地元で有名な酒豪なので、主役として、写真入りで登場してもらいました。

「3倍力(トリプルパワー)ウコン」を飲んだら、あの「けんちゃん」とお酒を飲んでも、二日酔いにならなかった、というコンセプトです。

私と「はるかっち」も、うさぎ姿の写真入りで登場しています。
 

これ(右写真)は駄菓子コーナーのポップです。畳1畳分の大きさです。

スタッフの「はるかっち」とその旦那さん「けんちゃん」、それから、お子さんの「りっくん」にも登場してもらっています。

「りっくん」がパパっ子なのは、「けんちゃん」が「はるかっち」に内緒で、「りっくん」にYショップで駄菓子を買ってあげてるから、というコンセプトです。


   

このがちゃがちゃのポップ(右写真)は、私の姪っ子(妹の子供)の、小学校6年生の子に書いてもらってます。利用するのが小学生なので、小学生目線のものがいいようです。


 

このイルカのポップ(右写真)は、スタッフの「あいみちゃん」が作ってくれました。

それまで、お客さんに「パンはどこにあるん?」って聞かれることが頻繁にあったので、 こんなにでっかくしちゃいました。



 

この店頭のイーゼル看板(右写真)は、私とスタッフが交替で、日替わりで書いています。この看板自体をお客さんに楽しんでもらう感じで、みんなで楽しんで書いてます。


 

ドリンク剤のポップ(右写真)に、スタッフの「あいみちゃん」とお子さん登場です。

 


 

絵が得意な元スタッフの「えみちゃん」がつくってくれた、うちのメール会員募集のチラシです(右写真)。

色を塗ってくれたのは町内の小学生たちです。「チラシに色を塗ってお店に持ってきたらお菓子が貰えるよ」ってチラシに書いたら、色を塗って持って来てくれました。


 

こういう感じの折り込みチラシ(右写真、下写真)を、500〜600世帯にまいています。スタッフの紹介を載せたり、スタッフの「あいみちゃん」がつくってくれる料理レシピを載せたりしています。

「あいみちゃん」が料理レシピで食材を紹介すると、その食材の売れ行きが上がったりします。

 

 

これ(下写真、表裏)は、元スタッフの「えみちゃん」がつくってくれたチラシの原稿です。

「田舎ぐらしのパートナー、Yショップ原店」というコピーを、イラスト入りあいうえお作文にしています。

 

お店の隅に、子供の本を無料で貸し出すコーナーをつくりました(右写真)。椅子と机も用意しています。

本を読むためだけでも、お店に立ち寄ってもらえれればうれしいです。

片道5時間かけても通う価値がある「VIP会員限定セミナー」

― 笑人塾のメニューの中で、特に楽しみにしているメニューは何ですか。

隔月で開催されている「VIP会員限定セミナー」は、午前中の交流会と夜の懇親会も含めて、毎回楽しみにしています。

「VIP会員限定セミナー」が開催される静岡市清水区まで、ここから片道5時間かかります。

隔月でも、通うのはけっこうたいへんです。

でもやっぱり、通うだけの価値はあります。

「VIP会員限定セミナー」がある日は、朝3時半に起き、朝4時半に家を出て、車を1時間半運転して福山まで行き、朝6時過ぎの新幹線に乗って、静岡に向います。

午前中の交流会では、お茶を飲みながら、グループでいろいろな業種の会員の方とお話します。笑人塾の考え方を、自分と全然違う業種で実践されている方のお話を聞くと、新しいアイデアがたくさんわいてきます。自分では考えもつかなかったようなアドバイスをもらえたりもします。

たとえば、今、店の場所を知らせる野立て看板を設置することや、向かいの駐車場に店の看板を設置することを検討しているのですが、笑人塾の会員さんの中に看板屋さんを経営されてる方がいて、交流会の時、とても参考になるアドバイスを、いろいろといただけました。

その後お昼ごはんを食べて、午後はジョイマンさんのセミナーがあって、夜は懇親会でまたいろいろな方のお話をうかがうという、あの一連の流れが、けっこう気に入っています。

ジョイマンさんのセミナーでは、模造紙を渡されて、そこに思い付いたことをどんどん書いていくように言われます。ジョイマンさんが言ったことをメモするわけじゃありません。自分が思いついたことを書いていくんです。ジョイマンさんの話を聞いていると、アイデアがどんどんわいてきます。だから大きな模造紙が必要なんです。セミナーの最後に、模造紙に書いたアイデアに、実行する順番を付けるように言われます。1番、2番とやる順序を決めるので、帰ってからすぐ、アイデアを実行できます。

さっき見ていただいた「3倍力(トリプルパワー)ウコン」のポップのアイデアも、こうやってセミナー中に思い付いて、すぐ作ったものなんですよ。


原さんがセミナー中に思いついたことをメモし、実行する順に番号をふった模造紙


原さんがセミナー中に思いついたことをメモした模造紙。左下に、「あるところにけんちゃんという酒豪がいました」で始まるポップの原案が書かれている。
 

笑人塾への入会を検討している人へのアドバイス

― 笑人塾を、どのような人に勧めますか。

いつも気持ちが張りつめてピリピリしてる人。現実に打ちのめされそうになってる人。以前の私みたいに。

入会したらもう、やる気になりますよ。楽しくなりますよ。夢が膨らみますよ。

あとは、何から手をつけたらいいのかわからない人。やっぱり、以前の私みたいに。

私ぐらい初心者の方って、なかなかいないと思いますけど、笑人塾では、本当に初心者レベルのことから教えてもらえますから。

― 笑人塾に入会したら、どんなメニューを利用することを勧めますか。

  


「メール相談もよく利用してます」

とりあえずスカイプコンサルティングは利用した方がいいです。私もほぼ毎月利用させてもらってます。やっぱりジョイマンさんと話すと、いろいろなアイデアがわいてきます。最初は何を相談していいのかもわからないと思いますが、「何を相談していいのかわかりません」と相談したらいいと思います。それでもアドバイスはもらえるはずです。私も、「今日は特に相談することないんですけど」って切り出すことが多いです。

今後の抱負

― 最後に、今後の抱負をお聞かせください。

今までなんとか続けてこれたのも地域のお客様のお蔭なので、少しでも地域の皆さんの暮らしに役立つ商品・サービスを提供していきたいです。地域のみなさんの食生活と健康を支える商品や、田舎暮らしがもっと楽しく便利になるサービスを提供できればいいなと思っています。

たとえば、Yショップにする時やめてしまった、手作り惣菜などの販売も再開したいですし、湿布などのちょっとした薬の販売や、クリーニングの取り次ぎや、公共料金などの収納代行なども、すぐには難しいかもしれませんが、いつかは実現したいです。

それから、ポップづくりとか、看板づくりとか、店舗の運営とか、そういう自分がこれまでやってきたいろんなことは、大変だったけど、自分の宝物だと思っています。それらを体系化して、いろんな人に紹介できたらいいなと思っています。

その中から、自分も「立ち寄るだけで楽しんでもらえるお店づくり」をやってみたいと思う方が現れたら、うれしいです。そういう方のお手伝いができて、全国に「立ち寄るだけで幸せになれるお店」がどんどん増えたら、素敵だなと思います。


「これからもよろしくお願いします」

原さん、本日はお忙しい中、
貴重なお話をありがとうございました。
丸山さん、湯谷さんも、取材にご協力いただきありがとうございました。

※ Yショップ総領原店の携帯サイト

※ 取材日時 2011年8月
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(2)原さんが参加している笑人塾の会員の詳細はこちら

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